前回、手配モレしておりましたヒン(ヒング)が入手できたので、ヒンを使った南インドを代表するカレーであるサンバルを作ることにしました。
今回手配したところは「すぱいす工房 BONGA」というところ。長崎県雲仙市にあるようです。
スパイスのことがわかるようにと写真のような説明資料がついていました。なんだか嬉しいですね😄
すごい悪臭(腐ったサバのような刺激臭)のあるスパイスで、「悪魔の糞」という異名を持つくらいです。でもテンパリング(油で炒めること)すると玉ねぎをしっかり炒めたような豊かな風味が出てくるのです😅
そして、薬理効果もあるようです。消化器官を清掃し、胃痛や腹部の膨張感、便秘、下痢の治療に効果的とされているようです。
サンバルとは
南インド料理とミールス(ナイル善己著)に書かれている説明を紹介します。
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サンバルは南インドを代表するカレー。ミールスはもちろん、揚げものにもついてきたり、家でも外食でもよく食べます。豆の旨み、タマリンドのコクと酸味、具だくさんの野菜が特徴で、ニンニクやショウガを使わないので、毎日食べられる味噌汁のような存在です。豆を崩れるまで柔らかく煮て、カレーにコクを与えつつ濃度をつけるのが南インド流。「サンバルマサラ」と言われるオリジナルのスパイスの組み合わせがあり、それが家庭ごと、レストランごとの味になっています。冬瓜、サトイモ、ニンジンなど好みの野菜でどうぞ。
まずはトゥールダールを3時間、水につけてもどします。
ターメリックを加え、1時間ほど煮てペースト状にします。前回、とっても時間がかかったので今回は圧力鍋で。
煮たのち水分を飛ばしながらペースト状にします。圧力鍋だと約15分で完成。
このペーストをちょこっと食べてみたところ、とってもまろやかな甘みのある味でした😄
スパイス類を準備します。
- 奥のガラス容器 タマリンド(湯に付けて柔らかくしているところ)
- 左の皿 コリアンダー、カイエンヌペッパー、そしてヒン(白い粉状のもの)、香菜
- 右の皿 マスタードシード、赤唐辛子、カイエンヌペッパー、そしてヒン
そして野菜のカレーというだけあっていろんな野菜を用意しました。
じゃがいも、玉ねぎ、なす、トマト、シシトウ、そして大根。
タマリンドの絞り汁に野菜とパウダースパイスを加え煮詰めます。
ペースト状にしたトゥールダール を加えます。
マスタードシードを油の中に入れ、弾ける音がなくなったらその他のスパイスを入れテンパリング。
テンパリングした油と香菜を入れて完成です。
完成!
いただきます!
とっても優しい味ですね。インド料理ってとってもスパイシーな辛いものばかりと思われがちですが、家庭でいつも食べられているだけあって、これはとってもマイルド。だから野菜の味がしっかりと味わえます。カレーはスープのような感じもしますが、タマリンドの酸味とコク(このコクはどこから出てくるのでしょうか?)がマッチングしていて、いくらでも食べれます。
ニンニクとショウガがないこともさっぱり感を高めているのでしょうね。
このさっぱり感、今回は大根で作りましたが、ジューシーな冬瓜なら、カレースープと口の中で混ざり合って最高だろうなと想像しちゃいました😁
そしてあのヒンの悪臭は一体どこに?全く匂いませんでした。
カレースープのコクはもしかしてこのヒンから出ていたのかもしれませんね。
ということで、今日はここまで。
これからも、カレー屋の出店を目指して頑張ります〜😅
ではまた〜 バイバイ❣️