幸せになる勇気 〜アドラー

「嫌われる勇気」の続編「幸せになる勇気」。

「嫌われる勇気」では、アドラーの考えの本質に迫るものでした。今回の「幸せになる勇気」は、「ではどのように歩んで行けば幸せになれるの?」という問いに対するアドラーの具体的な答えが書かれていると言えるのではないでしょうか。

   

本書の重要ポイント

私が重要だと思ったポイントとしては、以下でしょうか。

  1. 他者を「尊敬」すること。「ありのままのその人」を尊敬すること。その人が唯一無二の存在であると認識すること。これが「勇気づけ」の原点(この反対が「他者を矯正しようとする態度」である)。そのためには、「他者への関心」が重要。この「他者への関心」が「共同体感覚」や「共感」に繋がり、横のつながりになる。➡️私の場合、かなりこの感覚に近いです。それぞれの人を尊敬している感じはあります。
  2. 「賞罰」は独裁者を生む。そして、競争原理を生み、独裁者に褒められようとして自分の人生なのに独裁者の求める人生を歩むようになる。だから幸せになれない。➡️現在のほとんどの会社はこの競争原理で運営していると思う。従業員が幸せになれないのはよくわかる。
  3. 教育者に求められるのは個人を矯正するのではなく、共同体を改善すること。そのためには、賞罰をやめ競争原理をなくしていくこと。➡️今の社会は一般的に人を信頼していないから賞罰をやめられないのだろうと思う。やめることが怖いのかもしれませんね。個人的には書かれている通りで常々、賞罰はよくないと思っています。
  4. 人間は弱かったから「共同体」を作り文明を発展させてきた。だから「共同体感覚」を元々持っている。そして、「所属感」を求める。孤立は「死」に繋がるから。➡️これは「サピエンス全史」を読んでもよくわかる。人に内在しているある意味、本能ということですね。
  5. 小さい子供は、愛されなければ親の愛を受けられず生きていけないから「愛されるためのライフスタイル」を身につけている。そのライフスタイルを持ったまま大人になっている。本当の大人は、そこから卒業し、他者を愛することでようやく本当の大人になる。そして自立できる。愛は自立することであり、築き上げていくものである。だから、愛は困難なことである。「私」という感覚から「私たち」という感覚で生きること。➡️なるほど。この部分がこれからどのように歩んでいけば良いかの答えの部分ですね。私はなかなか私利私欲から抜け出せずにいますが😅

  

ということで、本書で示している具体的な行動指針は、次のことでしょうか。
実は表紙の裏に書かれている言葉😅

具体的行動指針

  1. 「愛される人生ではなく愛する人生を選べ」
  2. 「ほんとうに試されるのは歩み続けることの勇気だ」

   

では、これからどうしていくの?

私の場合、次の2つでしょうか。

  1. 「愛されるためのライフスタイルから脱却し、他者を愛する。主語は「私」から「私たち」へ。」
  2. 「他者からの承認を求めるのではなく、自らの意思で自らを承認する(私の価値を自ら決定する)」(人の評価に一喜一憂してしまう今の私😅)

   

アドラーという人物について

本書を読んでいると、書かれている内容も面白かったのですが、アドラーという人物がどのような人なのか?どのような経験をしてこのような心理学(というよりも哲学)の概念を持つに至ったのかをついつい考えてしまいました。

それは、アドラーが、人に対し非常に建設的であって、性善説に基づいている。それがどのような体験をしてそうなったのか興味深かったからです。

両親と兄弟6人の中で愛情を受けて育ったことがあるのかもしれない。また、体が弱かった子供時代の劣等感を払拭し、医者や心理学で活躍できるようなったためでしょうか。やはり、幼少期の愛情の受け方のような気がする。

後に、軍医として従軍し、戦争と大勢の負傷者・とりわけその中でも神経症の患者を大勢観察する中で、共同体感覚こそが何にもまして重要であることを見出します。きっと過酷な環境の中で、神経症の患者が求めていることが共同体感覚や所属感、貢献感であると体感したのでしょう。しかし、そう考えることができるのは、先述の愛情を受けた幼少期があって、人を信じることができるからだと思います。この感覚は、私にとってもすごくよく分かるところなのです。

終戦後、アドラーは診療所での診療の他に、講義、頻繁なる講演、著作活動、そして夜な夜な友人や仲間とカフェで議論をかわしていたそうです。そして、精力的に活動し、その名声は年々国際的に高まっていき、アメリカ合衆国へ数ヶ月にわたる講演旅行に訪れ、大成功を収めたそうです。新聞はアドラーの心理学について讃美にあふれた記事を書くまでになっていたようです。

この時に幸せに感じたのでしょう。その幸せの根源は何か?と自問する中で、「他者への貢献」に行き着いたのだと思いました。

これらの感覚って、スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」に書かれてることといっしょ?と思わず思ってしまいました。

本当の幸せってやはりそのようなことなんだなぁと思った次第です。

  

いづれにせよ、まずは、先ほどの2つのことを実践して行きたいと思っています。

   

今日はここまでです。いつもありがとう。

ではまた〜 バイバイ❣️

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