昔の写真を水彩画に 〜昭和30年代の沖島の風景〜

昔のモノクロ写真って、どこか惹かれますよね。

昭和30年代の始めだから、私が産まれる約10年ぐらい前の滋賀の風景が撮影されている写真集。

その写真集がこれ↓

写真家 浅岡利三郎さんについて

大正15年、湖東町北菩提寺に生まれる。小学校5年生の頃からカメラに興味を持ち始め、昭和29年から本格的にカメラを勉強、湖東地域の暮らしを中心にして昭和33年頃までに約8,000枚の写真を撮影する。昭和62年県展に入選。平成5・7年に二科展入選。平成9年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 『浅岡利三郎写真が語る昭和三十年代湖国暮らしの表情』より

その中の1枚↓

撮影日 昭和32年7月10日
場所 近江八幡市沖島町
撮影者 浅岡利三郎

この写真についての説明解説で、ここ沖島について書かれています。

びわ湖に浮かぶ沖島は、かつて「ホンミチ」と呼ばれた幅1.5メートルほどの街路が1本走るだけで、びわ湖に出るには写真のようなさらに細い小道を利用した。小道には柴や洗濯物が見え、道というよりも家の敷地のような雰囲気である。沖には漁船が見え、遠くには対岸の宮ヶ浜あたりの山が見えている。

私も数年前に初めて訪れました。
淡水の島で人が生活しているところは、日本でここ沖島だけのようです。

数年前に撮影した沖島の小道

撮影日 2016年5月8日
場所  近江八幡市沖島町
撮影者 Kohei所長

沖島に到着し奥に続く路地
確かに狭いですね
路地を奥に進むと高台に神社があります。
眺めが素敵でした。
これがいわゆる「ホンミチ」だと思います。
「ホンミチ」の続き
ひたすら一本道でした。
びわ湖沿いの一本道。
台車に子供さんを乗せています。
都会では絶対に見れない光景ですね。
浅岡さんが撮影した時は、この道がなかったのかもしれませんね。
この左側からびわ湖に向かって撮影したのではないでしょうか。
ドラム缶やポールとか共通のものがありますね。

   

昔の沖島に思いを寄せ水彩画で描いてみました。

元々の写真をもう一度。

洗濯物の代わりに大きな青空と鳥を描いてみました。

今日はここまでです。

ではまた〜 バイバイ❣️