南インドのカレーって、北インドのカレーとはかなり違う。
まず、カレーは何が違うの?
特に違うのは、
- 玉ねぎは、みじん切りではなく薄切りにすること。
そして、きつね色になるまで炒めず、油で揚げる程度とのこと。 - テンパリング(ホールスパイスを油で炒め香りを油に移す作業)した油を
出来上がったカレーに最後にかけること。
の2つ。
ということでケーララ州について、少し調べてみました。
ケーララ州について
場所は、インド南の本当にわずかなところですね。
南北590kmの海岸線を有し、東西の幅は11km~121 km。
昔、インド北部に旅行したことがあって、その貧困さにかなりの衝撃を受けたのですが、ここは全く様相が違うのですね。
以下、Wikipediaより
インド初で最大のIT特区でもあるティルヴァナンタプラムテクノパークがつくられており、Linuxやフリーソフトウェアを積極的に推進し、インドの宇宙開発の発祥地でもある。また、電子政府化も進んでおり、「インドで初めて完全にデジタル化された州」と呼ばれている。
同州は人間開発指数で最高値を記録しており、識字率はほぼ100%に達し、インド初の家族計画政策で人口増加率は最も低く、治安面では殺人率は最も低く、インドでのユニバーサルヘルスケアの先駆けとして平均寿命もインドでは最も高く、インドで最も公衆衛生が進んでるとされ、世界保健機関とユニセフからは表彰もされている。ケーララ・モデルは経済学者のアマルティア・センやマブーブル・ハックなどから絶賛されている。
出稼ぎが湾岸アラブ諸国で多く、ドバイに住むインド系の過半数がケーララ出身であるとされる。ドバイ政府とはIT都市スマートシティ・コーチの建設で協力している。
同じインドでも、こんなに違うのですね!
さて、そんな背景に思いを馳せながらケーララチキンカレー(いわゆるケララカレー)を作っていきます。
ケーララのチキンカレー
玉ねぎを軽く炒め、ニンニク、生姜、青唐辛子、トマト、パウダースパイスを加え炒めます。
全体に火が取れば、水とココナッツミルク、鶏肉を加えます。
玉ねぎをきつね色になるまで炒める必要がないので、ここまではあっという間です。
そして、別でホールスパイスの風味を油に移します(テンパリング)。
南インド料理に欠かせないのがマスタードシード。
下の写真のつぶつぶのものです。
そして、残念なのが、カレーリーフが手に入らず、ベイリーフとバイマックルーで代用。
(乾燥したカレーリーフなら手に入るのだが、カレーリーフは生のものが良いらしい。あとは、自分で育てるしか方法はないようだ)
そして、これをカレーの中に入れ、軽く煮詰めます。
この後で入れるところが北インド地方とは違うところ。
そして、盛り付けて完成!
ココナッツミルクの甘い香り、そしてマイルドさは最高。
そして、最後に入れたテンパリングした油が、スパイスの風味をそのまま残していてパンチが効いていますね。
どんどん食べてしまいます。
短時間で出来てしまうのも南インド料理の特徴のようです。
今度はぜひ、カレーリーフを手に入れて作ってみたいです。
もう少し、季節が良くなったら、カレーリーフを育ててみようかと思っています。
今日も参考にした本はこれ↓
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ではまた〜 バイバイ❣️