水彩画 〜「夏の夕暮れ」冬バージョン〜

前に描いた「夏の夕暮れ」の構図はそのままで、冬バージョンを描いてみました。

いかに描き込まないかを課題として、挑戦しました。

写真からの引き算ですね。

元の写真がこれ↓

完全に陽が暮れたかなり暗い雰囲気の写真です。

写真としては雰囲気があって良いのですが、絵にすると全体に暗すぎると思ったので、陽がしずむ前の状態を再現してみようと思いました。

まずは、下書き。構造物は手を抜くと後で補正が難しいので、定規を使ったりして、そこそこきっちりと描きました。

次にファーストウォッシュ。うっすらと色付けします。

建物の外景や遠景の山など薄い色から順に少しずつ描き込んでいきます。また、その時に窓などを残しながら描きます。

人物は、最後に描き入れることが多いのですが、全体の雰囲気を掴むために、ここで描きました。

そして、樹木や細部、白い線でハイライトを描き込みます。

少し、寂しすぎるかなぁと思ったので、右の木々の葉っぱも、少し紅葉した葉を描き入れました。

前に描いた絵がこちら↓かなり写真に忠実に描いてますね。

好みもあるでしょうが、わたし的には、やはり冬バージョンの方がお気に入り。

建屋(ロイヤルオークホテル)の窓など、実際はもっと違ったものです。絵だから色々と創造し描き込めます。これは写真撮影ではできない絵描きの特権ですね。これからもこの特権を活かし感動する絵を描きたいです!

 

今日はここまで。

ではまた〜 バイバイ❣️