前から読みたかった本。
ようやくゆっくり読むことができました。
アドラー心理学、何かとても共感するところがあると思っていましたので。
感想としては、
今まで、何となくそうではないかと思っていたことが、整理できた部分と
今まで、思いつきもしなかった、「本質はそこなの?!」
といったような、新たな気づきを与えてくれた本で、考え方の幅を広げてくれる良本でした。
そして、この気づきやできていないところを日常に意識的に取り入れてみたいと思いました。
そんな意味を込めて、
大切だと思うポイントを「アドラー度診断」と題し、勝手に診断テスト作ってみました。
「嫌われる勇気の発揮度診断」とも言えますね😃
少し、解釈が違っているところもあるかとは思いますが、私が大切だと思った部分を私なりの解釈で作りましたのでその点はお許しくださいませ。
アドラー度診断 〜嫌われる勇気の発揮度診断〜
それぞれの質問に次の5段階で点数をつけます。
- 全く当てはまらない。
- どちらかといえば当てはまらない。
- どちらともいえない。
- どちらかといえば当てはまる。
- とても当てはまる。
診断表
たまたま20問になりましたので、全て5で100点満点となります。
各項目に1から5までの点数を記入して行ってくださいね。
- 今、この瞬間を生きるのに過去の出来事やトラウマは関係ないと思っている。
- 人はその気になれば、いつでも変われるものだと思っている。
- 失敗を恐れず、とにかく前へ進もうと努力している。
- 他者から嫌われたり、それで自分が傷つくことがあっても自分の考えで行動することを優先している。
- 権威をアピールしたり、自慢をすることはない。
- 自分を取り巻く人々は、競争相手というより仲間という感覚である。
- 自分が悪いと認識した時は、相手に素直に謝ることができる。
- 承認されることがなくても気にしない(承認欲求がない)。
- 自分の評価は自分で決めることなので、周囲の評価に過剰に反応しない。
- 他者の期待に応える必要はないと考えている。
- 自分の子供が選択した職業について、職業の内容にかかわらず見守ってあげる。
- 自分は1つの組織や共同体の一部であって、さらに別のまたはそれを含めたさらに大きな組織や共同体の一部であることを意識して生きている。
- 上司や部下、あるいは自分の子供であっても対等な関係と思っている。
- 他者のことを良い・悪いなどの評価はせず、感謝などの気持ちを伝えている。
- 他者のことを「行為」のレベルで接するのではなく、「存在」のレベルで接し、存在自体が喜ばしいことだと思っている。
- 自分の「できているところ」「できていないところ」の両面を受け入れている。
- 自分の変えることができないところを憂うよりも、変えられるところに焦点を当て、良い方向へ変えようとしている。
- 日常的に、一切の条件をつけることなく、他者を信じている。
- 自分は、共同体の誰かの役に立っている存在だと心から思っている。
- 過去や未来は関係なく、人生とは、今この瞬間にできることを真剣かつ丁寧にやることが大切と思っていて、実践している。
いかがでしたでしょうか?
個別質問の平均を3とした場合、質問数が20問ですから、合計60点が平均となりますね。
私の場合は、69点でした。
(2023年8月(この投稿から約3年後)に再度このこの診断をしたところ87点でした。この本から影響を受けたことと変わりたい方向性が一致していたのでしょう。通りで最近、結構嫌われている気がします(笑)でも、自己効力感も高まって生きてる気がしています!)
本を読んでいた時は、それなりにアドラーさんと共感できているなぁと思っていましたが、いざ、リスト化し点数化すると、思っていたよりも平均的で、できていない所は全く出来ていないと感じました。
参考のために、各質問がアドラーさんのどの定義に関係するかを書いておきます。
1.原因論と目的論 2.ライフスタイル 3.勇気付け 4.対人関係 5.劣等感 6.敵と仲間、他者貢献 7.権力争い 8,9,10.承認欲求 11.課題の分離 12.共同体感覚 13.横の関係 14,15.勇気づけ 16,17.自己受容 18.他者信頼 19.幸福について 20.人生について
本書を読まれると、質問と、この定義が紐付けされ、より理解が深まると思います。
まとめ
私自身ができていると思うところは、共同体感覚や横の関係、他者信頼などで、きっと私のアイデンティティになっているのだと思います。しかし、長い会社員生活で、嫌をなく承認欲求は高く、人の評価や人の目を気にしていたりしていることに気づかされました。
本書に書かれている通り、人の目を気にしている限り、人間関係の悩みも尽きず、人に合わせた人生となり、自分の人生を歩んでいくことができないということですね。
確かに、今までの会社員生活の中で、共同体の感覚を持って仕事ができていた時期もありました(多分関わっていた人すべてこの共同体の感覚を持っていたに違いない)。その時は、確かに承認欲求なんてなかったような気がします。アドラーさんも共同体感覚があれば「承認欲求は消えます」と明確に書いています。
やはり、その感覚が正しいのかと改めて認識できたことは良かったと思います。
「嫌われる勇気」
タイトルのつけ方も面白いですね。正確に書くとこんな感じでしょうか?
「嫌われても構わないから、自分に正直に勇気を持って生きなさい」
長すぎ〜(笑)
それから、哲人と青年の対話形式も、読者の考えていることを青年が代弁する感じで、とっても痛快で理解しやすかったです。
読んでない人は、読んでみてくださいね。
ということで今日はここまで。
ではまた〜 バイバイ❣️