10年以上前に、映画館で見た「かもめ食堂」。
私の一番好きなジャンルに属する映画です。
amazonで、ずっとプライム会員にならないように、ボタンに注意しながら付き合ってきましたが、この前、買い物した時に、いつの間にか、プライム会員になっていました😅
会員限定で、対象の映画が見放題ということで、目に留まったのが「かもめ食堂」。
あ〜 懐かしい❣️
あらすじ(Wikipediaより)
ある夏の日、日本人の女性サチエはフィンランドの首都ヘルシンキにて「かもめ食堂」という日本食の食堂を開店させた。しかし、近所の人々からは「小さい人のおかしな店」と敬遠され、客は全く来ないのであった。
そんな折、ふいに食堂にやってきた日本かぶれの青年トンミ・ヒルトネンから『ガッチャマンの歌』の歌詞を質問されたものの、歌い出しを思い出すことができずに悶々としていたサチエは、町の書店で背の高い日本人女性ミドリを見かける。意を決して「ガッチャマンの歌詞を教えて下さい」と話しかけると、弟の影響で知っているというミドリはその場で全歌詞を書き上げる。「旅をしようと世界地図の前で目をつぶり、指した所がフィンランドだった」というミドリに縁を感じたサチエは、彼女を家に招き入れ、やがて食堂で働いてもらうことになる。
ミドリは食堂を繁盛させようと、メインメニューであるおにぎりの具にトナカイ、ニシン、ザリガニといったフィンランドで定番とされる食材を採用するなどといった様々なアイデアを出すが、サチエは「おにぎりは梅、シャケ、おかか」であるというポリシーを持っており譲らない。だが、ある日思い立ってフィンランドの定番食であるシナモンロールを焼くと、いつも遠巻きに見ていた主婦たちがその匂いに釣られて来店し、その日を境に少しずつ客が入るようになる。
そんなある日、マサコという日本人旅行者がかもめ食堂を訪れる。マサコは介護していた両親が亡くなった後、ある時ふと目にしたテレビでフィンランドのエアギター選手権を知り、おおらかな国民性に惹かれてフィンランドまでやって来たのだった。空港で荷物を紛失して足止めを受けていたマサコは、荷物が見つかるまでの間、観光をしながらかもめ食堂へ度々来店し、そのうち食堂を手伝うようになる。
夫に家を出て行かれてしまった中年女性リーサ、経営していた店が潰れ妻子とも疎遠になっている男性マッティなど「色々な事情」を抱えた人々との出会いを経て、ささやかな日常を積み重ねていくサチエたち。徐々に客の入りが増え始めていたかもめ食堂は、やがて地元住人で賑わう人気店となるのであった。
今回、改めて見ていて、しみじみといいなぁ〜 と思った場面は、
マサコ 「いいわね。やりたいことをやっていらして‥‥」
サチエ 「やりたくないことは、やらないだけなんです。」
という、何気ない会話の場面でした。
前に見たとき、この場面はきっと素通りしたのでしょうね。
10年前に見たときと、今とでは、心境が違うのでしょう。
10年前は、とても多くの方々と連携しながら仕事をしていた時期です。
いろんな新しい出来事(良いこと悪いこと様々)が舞い降りてきて、でも未知の経験をこなすことで自分の成長実感があって、大変だったけど充実していた。みんな(会社)の期待に応えて上手くいけば楽しかった。
そして、チームで目的に向かってみんなで邁進していた。
今は自分の人生を見つめ直すという年頃になった(少し遅いけど)。
残りの人生をどう生きようかと。
これはチーム作業ではなく、孤独な作業だ(ちなみに孤独も大好き。StrengthsFinder 第3位「内省=考えることが好き」な私😅)。
自分の生きたい方向と周りから期待されていることにギャップを感じてしまう時がある。
特にやりたいことが明確になればなるほど。
そんなことを考えている日々の中で、
「やりたくないことは、やらないだけなんです。」
という言葉が、私の中でとっても響いた。
それを実践しているサチエさんの生き方に共感、いや理想を重ねてしまったということなのでしょう。
では、私の場合は何を始めるの?
というところで、いつもここで止まってしまいます(^_^;)
まずは、「やりたくないことをやらない」からスタートなのか?
残念ながらその答えは、まだ持ててません。
だから、もう少し時間をかけて半歩づつ進みながら考えていきたいと思います。
ではまた〜 バイバイ❣️